暑さと寒さが TPE・XPE マットに与える影響
天日に置かれた車は、天気予報が示唆するよりもはるかに厳しい環境です。キャビンの床は外気を大きく上回り、上面はさらに高温になります。
これを心配する方は多いのですが、たいていは心配に及びません。TPE も XPE も、熱い車に置かれているだけでは痛みません。痛めるのは、熱い間にどんな形で押さえられていたかです。

高温では
TPE は柔らかくなります。わずかにしなやかさが増し、踏んだときのグリップも少し上がり、車が冷めれば元に戻ります。これは設計どおりの振る舞いであって、劣化ではありません。
XPE には発泡層があり、発泡は高温下で圧縮されたままだとクセがつきます。床に平らに置いてある分には何も起きません。しかし暑い午後に重いものを片隅に乗せておけば、その隅はへこんだままになり得ます。
低温では
どちらも硬くなります。TPE は持ち上げて振る程度の柔軟性は保ちますが、XPE ははっきり硬くなり、マットというより板のような手触りになります。
実際の問題は損傷ではなく扱い方です。冷え切ったマットは折り目で割れやすいので、冷え込む朝に取り出すなら、丸めずに平らなまま持ち上げてください。
実際にマットを反らせているもの
「熱でマットが反った」として当店に届くケースのほとんどは、調べてみると保管のケースです。
ラゲッジに折りたたんで入れたマットは、その折りたたまれた形のまま冷えます。ガレージの壁に2週間立てかけたマットは、その反りを抱えたまま冷えます。重い箱の下に置いたマットは、箱の形になります。いずれも熱は素材をしなやかにしただけで、形を与えたのは接していた相手のほうです。
マットが時々反った状態で届くのも同じ理由です。折りたたんで梱包され、輸送中にその形で冷えたのです。
形を戻す方法
| 手順 | 理由 |
|---|---|
| 本来のフットスペースに平らに敷く | 床そのものが型です。これ以上合うものはありません |
| 暖かい日を1〜2日そのままに | 素材が再びしなやかにならないと戻りません |
| 隅が浮くなら軽く重しを | 本で十分です。必要なのは均一な圧であって力ではありません |
多くの反りは普通に使って1〜2日で抜けます。何ヶ月も折りたたまれていたものはうっすらと線が残ることもありますが、平らに収まり、機能に支障はありません。
ヒートガンや熱湯で急がそうとしないでください。温度をそこまで細かく制御できず、一時的な歪みを永久的な歪みに変えてしまいます。
取り出しておく場合の保管
季節で入れ替える場合や、カーペット掃除のために外す場合は、平らに重ねて保管してください。折る、きつく丸める、立てかける、どれも避けましょう。
ラゲッジに平らなら問題ありません。ベッドの下ならさらに良いです。ガレージの床も、上に何かを置いたり乗り上げたりしなければ大丈夫です。
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